ターミナルから Wrassey を使う
自然な文章から Todo やカレンダー予定を登録したり、今日の予定を確認したりできます。 初回だけブラウザで接続を承認すれば、アクセストークンを手で作成・貼り付ける必要はありません。 このページは、Wrassey CLI をターミナルから直接使う方法を説明します。
Wrassey CLI は現在 GitHub でソース配布しています。@wrassey/cli は npm レジストリにまだ公開されていないため、 npm install -g @wrassey/cli や npx @wrassey/cli ではインストールできません。 以下の手順で公式 GitHub リポジトリからインストールしてください。
CLI でできること
文章の解釈は Wrassey 側で行います。CLI が日付や操作内容を推測して書き換えることはありません。
Todo を登録
自然な文章から1件または複数件の Todo を作り、期限日時やプロジェクトも解釈します。
予定を登録
接続時に許可した Google または Outlook Calendar へ予定を作成します。
今日を確認
今日が期限の未完了Todoとカレンダー予定をまとめて照会できます。
Todoを一覧で確認
完了済みや期限なしを含む全Todoを表示し、プロジェクト名で絞り込めます。
複数の操作をまとめる
1つの文章から Todo と予定を組み合わせ、実行前に計画を確認できます。
1. GitHub から CLI をインストール
Node.js 22.14 以降、Git、npm が使えるパソコンで実行します。
git clone --depth 1 https://github.com/synomeai/todo-agent.git "$HOME/.local/share/wrassey"npm install --global "$HOME/.local/share/wrassey/packages/wrassey-cli"wrassey version すでに同じ場所へ取得済みの場合は、そこで git pull してから npm install --global "$HOME/.local/share/wrassey/packages/wrassey-cli" をもう一度実行します。
2. Wrassey に接続
ログインを始めると接続用の URL とコードが表示され、対応する環境ではブラウザも開きます。 利用するワークスペース、許可する操作、カレンダー連携先を確認して承認してください。
wrassey loginwrassey auth statuswrassey doctor- 認証情報macOS は Keychain、Linux は Secret Service、Windows は DPAPI で保護して保存します。
- コードが表示された場合ブラウザの画面に、ターミナルへ表示されたコードを入力します。
- 接続を解除する
wrassey logoutを実行します。
3. 今日のTodoと予定を確認
今日が期限の未完了Todoと、接続時に許可したカレンダーの予定を直接取得します。 自然言語の解釈や実行確認は行わないため、読み取り結果がすぐに表示されます。
wrassey todaywrassey today --timezone Asia/Tokyowrassey today --json「今日のTodo」の判定
- 対象未完了で、登録時に確定した期限日または期限日時が今日に入るTodoです。
- タイムゾーン
--timezoneで指定した地域の0:00から翌日0:00までを今日として扱います。省略時は、このコマンドを実行した端末のタイムゾーンです。 - 対象外完了済み、期限なし、期限切れ、未来が期限のTodo、今日作成しただけで期限がないTodoは含みません。
- 入力時の表現「今日中」などの元の文章だけでは判定しません。登録時に保存された具体的な期限日・期限日時を使います。
- 表示件数Todoとカレンダー予定を、それぞれ最大20件まで表示します。
カレンダーの読み取りを許可していない場合は「予定なし」ではなく、未許可であることを表示します。 再接続する場合は wrassey logout の後に wrassey login を実行してください。
4. Todoとプロジェクトを一覧で確認
todo list は、現在のワークスペースに登録されているTodoをすべて表示します。 プロジェクト名を指定すると、そのプロジェクトだけに絞り込めます。
wrassey projects listwrassey todo listwrassey todo list --project "仕事"wrassey todo list --json 指定なしでは、完了済み・期限なし・期限切れ・未来期限・プロジェクト未分類を含む全Todoが対象です。 プロジェクト名は、大文字・小文字を区別せず完全一致で指定します。更新後に権限エラーが出る場合は、 wrassey login を再実行してTodo一覧の読み取りを承認してください。
5. 自然な文章で登録を頼む
add は文章から操作計画を作ります。通常のターミナルでは計画を表示し、 実行前に確認を求めます。
wrassey add "明日17時までに見積書を送る"wrassey add "来週火曜の10時から30分、Googleカレンダーに定例を入れて"wrassey add --dry-run "明日の会議を登録して、資料準備もTodoに追加して"--dry-run は登録せず計画だけを確認します。内容が不足している場合は確認事項を返し、 対応していない依頼は保存したふりをせず未対応として返します。Todo の完了・削除・更新、予定の変更・削除、任意期間の検索には現在対応していません。表示された wrassey retry <request-id> --yes を実行すると、確認したものと同じ計画を実行できます。
決まった内容をそのまま登録
自然言語の解釈が不要な Todo は、タイトルや期限を明示して作成できます。
wrassey todo create --title "見積書を送る"wrassey todo create --title "見積書を送る" --due-at "2026-07-13T17:00:00+09:00"wrassey todo create --title "提案資料を作る" --work-start-at "2026-07-15T09:00:00+09:00" --work-end-at "2026-07-15T11:00:00+09:00" --work-timezone "Asia/Tokyo"wrassey todo create --title "見積書を送る" --project-id "プロジェクトID"--due-at はタイムゾーンを含む RFC 3339 形式で指定します。作業時間帯は期限とは別で、 --work-start-at と --work-end-at を対にして指定します。プロジェクト ID は wrassey projects list で確認できます。
失敗した操作を再試行
一部だけ失敗した場合などは、出力された request ID を使い、同じ操作を安全に再試行できます。
wrassey retry <request-id>wrassey retry <request-id> --yes再試行には CLI が端末内へ保存した履歴を使います。別の端末で発行された request ID は利用できません。
うまく動かないとき
wrasseyが見つからないNode.js 22.14 以降を確認し、GitHub からの global install をもう一度実行します。- ログインが必要と表示される
wrassey loginを実行し、ブラウザで接続を承認します。 - 権限がないと表示される接続を解除して再ログインし、必要な操作やカレンダーを承認します。
- 操作に失敗する表示される原因コードと request ID を確認します。再試行可能な操作は
wrassey retry <request-id> --yesで同じ内容を再実行できます。 - 原因をまとめて確認する
wrassey doctorを実行します。